開始

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「そうなんか。で、入部してくれるよな?」 光輔がにこやかに尋ねた。 「そのつもりで、来ました」 静かに彼は言った。 「でも、今日は帰ります」 直ぐ様引き返して、安藤は消えていく。 「変な奴」 興味をなくしたように呟いいたのは俊だった。 「でも、ぜんぜん人数たりんなぁー」 相変わらず、部員は7人と野球が出来るにはまだまだだった。 「あぁ。今年こそ来るかと思ったのに」 「試合してぇ」 そんな声が聞こえる。 翔汰と慶哉もこれから大丈夫なのかと心配になってきた。
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