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進んだ先には、広い畳部屋があった。
右の方にドアがあった。
畳部屋を覗いて見ると、部屋の隅に誰かがうずくまっていた。
3人は顔を見合わせてから中に入ってその人に近寄った。
クレス「あの……どうかしましたか?」
?「うぅ……。うぁ……。」
スタン「どこか怪我しているんですか?」
?「うぁ……。うぅ……。」
と聞くがその人はうずくまってうめいているだけだった。
クレス「どうしよう。」
カイウス「どうしようって言ったってな……。俺達アップルグミもレモングミも何も持っていないからな。」
スタン「一回外に出してあげないか?誰かアップルグミかなにか持っているだろうし。」
とスタンが提案すると、2人は頷いた。
クレス「あの、とりあえず外に出ませんか?僕達の他にも人がいるのでその人と合流しましょう。」
とクレスが優しく言って立たせてあげようとした時、
?「………る。」
スタン「えっ?」
と小さく呟いた。
クレス「どうかしましたか?」
と顔を覗き込んだ瞬間、
?「……てやる。殺してやる!!」
クレス「!?」
カイウス「クレス!!」
と言うのが早いか否か、その人はクレスに飛びかかって押し倒したかと思うと首を掴み、絞め始めた。
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