2章 把握

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  ルカ「ね、ねぇ……今の音、何?」 カイル「ま、ま、まさか……お化け……?」 ルーク「ばっ、バカ言うなよ!そ、そ、そんなはずねぇだろ!?」 ユーリ「お前ら落ち着け💧」 と呆れたようにユーリは言ってから、 ユーリ「俺が見てくるから、お前らはここで待ってろ。」 と言って、ユーリが歩き出そうとすると、 ルカ「だ、ダメだよ!1人で行くなんて。」 とルカがユーリの腕をつかんで言った。 ユーリ「心配するな。ちょっと見てくるだけだ。」 ルカ「で、でも……なにかあったら大変だよ!それなら、僕も一緒に行くよ!」 とルカが真っ直ぐユーリを見て言うと、ユーリはため息をついてから、フッと笑い、 ユーリ「……お前がそうしたいんならそうしろ。」 ルカ「う、うん!」 ユーリ「ルークとカイルはここで待ってるか?」 ルーク「お前らがそっち見てくるなら俺らはこっちを見てくる。」 とルークはユーリ達が行こうとする方向と反対側を指差して言った。 ユーリ「分かった。ならこの階を一通り見たらここに戻ってくる。いいな?」 カイル「分かった。ユーリとルカも気をつけてね!」 と言って ユーリとルカは音のした方へ、 ルークとカイルは反対側の方へ それぞれ歩いていった。  
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