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ユーリとルカは歩いている廊下から見える部屋は2つ。
手前の部屋のドアノブを回してみるが、どうやら鍵がかかっているようだ。
ルカ「鍵、かかっているね。」
ユーリ「となれば、奥の部屋か。」
と奥の部屋のドアノブを回すと、予想通りドアは開いた。
中は居間と台所が一緒になったような造りになっている。
ルカ「ダイニングルームかな?」
ユーリ「多分な。」
2人が音の発端を探していると、何もない台所付近に1枚の皿が割れていた。
ルカ「皿が……割れている。怪我しないように気をつけないと…。」
と思って顔を上げると、奥にドアがあった。
ルカ「…ん?またドアがある…。」
ユーリ「けど、開かないみたいだぜ。」
とユーリはその奥のドアノブを回してみた。
もちろん開かない。
ルカ「ここには誰もいないのに皿は割れているし……。」
ユーリ「鍵がない状態で開かないドア。明らかにおかしいな。まさか、先に入った3人の仕業か?」
ルカ「スタンとカイウスだけならやりそうだけど、クレスが止めるよね?」
と2人が考えていると、
ルーク「うわぁぁぁぁぁぁ!?」
ルカ&ユーリ「!?」
ルカ「今の声、ルークだよね……。なにかあったのかな?」
ユーリ「あの声の調子じゃ、ただ事じゃなさそうだな。行くぞ。」
ルカ「う、うん!」
と2人は部屋を出て声のした方へ走っていった。
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