2章 把握

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  《C班》 シング「ここ外から見た感じより広そうだね。」 アスベル「ああ。そうだな……。」 と周りを見渡してシングが言うと、アスベルが返事をした。 シング「まずはどっちに行く?」 アスベル「そうだな……。まずは奥に行ってみるか?」 と北側の廊下を見て言う。 シング「じゃあ行こう!」 エミル「………。」 と3人は北側の廊下を歩いていった。 3人は畳の部屋にやってきた。 周りを見るが何もない。 シング「やっぱりなにもないか……。」 アスベル「あったらおかしいだろ。早くすませて出よう。」 とアスベルはシングにそう言ってから、ふと屋敷に入ってからエミルが一言もしゃべってない事に気付いた。 アスベル「エミル、どうかしたか?」 エミル「………。」 シング「気分でも悪いの?」 とシングも心配そうに聞くと、エミルはゆっくりと口を開いた。 エミル「……いないんだ。なにも。」  
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