2章 把握

11/16
前へ
/36ページ
次へ
  アスベル「他の班なら別の場所にいるんじゃないかな?」 エミル「そういう事じゃないよ……。ここ、魔物の気配とかが全くいないっていうか……なんて言ったらいいのか、そう言うのも含めて全部、何もかもなくなった……そう……何もかも消されたって……感じが…」 異常な歯切れの悪さで口を動かすエミル。 シング「エ、エミル。今は怖い話をしなくていいんだよ。だから冗談は……」 エミル「本当だよ!僕は本当の事言っているだけなんだ……。」 とシングが言うと、エミルが声を大きくして言った。 その目は冗談を言っている目ではなかった。 アスベル「ならまずは、外にいる4人にその話をしよう。その後に先に入っていったみんなを探そう。」 とアスベルが真剣な面持ちでいい、エミルとシングは頷いた。 そして、3人は玄関の方に向かった。  
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加