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スタン「クレス?」
カイウス「大丈夫か?」
クレス「……!あ……うん。大丈夫だよ。」
いつまでも構えて立っているクレスを不思議に思ったスタンとカイウスが声をかけると、ようやく気付いたのか、クレスは武器から手を離した。
しかし、どこか落ち着いていない様子だった。
スタン「なにかあったのか?それとも気分でも悪いのか?」
クレス「いや……。違うんだ……。」
カイウス「?なにかあったんなら話してくれないか?」
とクレスが言葉を濁していると、カイウスが首をかしげて聞いた。
クレスはしばらく黙っていたが、やがて床に座りゆっくりと口を開いた。
クレス「さっきの人……
“何もなかったんだ“」
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