3章 恐怖

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  カイウス「なにもなかったって……どういう事だ?」 クレス「言葉の通りだよ。あの人……なにもなかったんだ。のっぺらぼうで、目も鼻も“口も”なかったんだ……。」 スタン「じょ、冗談はよしてくれよ……。ならなんで……。」 と首をかしげるカイウスに説明していると、どことなく顔をひきつらせたスタンが言った。 スタン「ならどこから……あの声が出てたんだよ?口も……なかったんだろ……?」 その瞬間、3人の間に沈黙が流れた。 それが恐怖でなのか、それとも別の意味を示しているのか……それはこの3人にしか分からない。 いや、 3人ですら分かってないのかもしれない……  
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