カミソリ

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夜中 僕が起きると 君が居ない 明かりの点いてる 洗面所 僕はそっと 起き上がる そこには 君が居た 手に カミソリ 見詰める瞳は 何も見えていない 機械が作業してるよう 冷たい瞳 腕からは 流れる血液 それを見た僕は 優しく手から カミソリを離す 「もう気が済んだ?」 僕が言うと 君はうなづいた 小さく すぐに傷の手当 いつも 僕の仕事 「やめろ」 なんて低レベル そっとそばに居てあげる 不安なんだろう? 怖いんだろう? 愛されたいの? 自分を探してるの? ただ 傷の手当 微笑みながら 我慢しないでほしい でも危険 だから 側で見てる 本当はね? 本当は... その綺麗な血は.. 君の体だけに... 流れていて欲しい.. 愛してるよ 君の全て。
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