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「美味しい?」
「ん、……甘い」
恋人のヒナにりんごあめを買ってあげた。食べ始めると、幸せそうっていうか甘そう。…眉間にシワ寄ってる。でもちゃんと食べてくれるヒナが、俺は嬉しくて。
そんなヒナの舌はりんごあめの着色料で紅くなっていて。それが薄く空いてる唇からチラチラ覗いてて…。
ヤラシ可愛い。
「ヒーナ」
「ん?」
りんごあめが落ちないように、りんごあめの棒を持つヒナの手をしっかりと握り締めると啄むように何度も口付ける。
「ちょ、…ヨコ」
聞こえる俺を呼ぶ声に薄く目を開けて見るけど、火照ったヒナの頬に離すことが出来ひんくて夢中に口付け続ける。
少しすれば酸素を求めようとりんごあめで濡れたヒナの唇が開く。
そんなヒナが可愛くて、後頭部に手を添え更に深く口付ける。
「はぁ…苦、し」
「ん、」
ゆっくりと舌をヒナの口内に入れて絡ませてみると、ヒナからも一生懸命に絡ませてくれて…
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