ルカとルイ

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なんかこれから大変なことになりそう。いや。なる。 まあ、ぐちぐち言っても仕方ないし。名前を聞いておこうかしら。 「わたしa「有珠川美鈴だろう?僕はルイ。」 眼鏡をかけた男がわたしの自己紹介をし終わる前に割り込む。 なんだかむなくそわるい。なう。 まあ気を取り直して もう一人に聞きましょう。 「貴方は?」 「ルイ…」 もう一人は凄く身体ががっちりしていて、なんだか言葉がたどたどだった。 「ところでラステル様。僕達はこれから元老院゙アドラズの元に向かい。美鈴を新たに見てもらう必要があると思います。」 ルカが右手人差し指で眼鏡を上げる。 「そうですね…。ではお願いします。」 「元老院…?」 「この世界、魔導のことを誰よりも知ってる御方だよ!」 猫のエリフがわたしにそう教えてくれた。 ただ、ここで気になることが。 「いたの?」 「いたよ。」
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