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図書室の窓から見える桜を眺めながら、受付を済ませ、静かに広い廊下に出た。
無駄に長い静かで広すぎる…ぴかぴかな廊下を、ぺたぺたと歩く音が反響する。
廊下の窓からは、中庭の桜が見えた。
桜を囲むように作られたベンチには、踊っているような髪型の男の子が座っている。
私は何気なくその男の子を見て、早く帰ろうと思った。
でも、なかなか目が離れない…。
というか、動きが不自然すぎてきになる…。
「ぁっカクンってなった!」
声を出したと気づいた時には、もう遅かった。
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