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新たなリンクスの誕生。
それは、人類種に対する致命的な天敵の誕生と同義である。
しかし、それは多くの注目を集める事はなかった。
企業における軍事力は、コントロールをその第一の要件とし、代替不能な個人にこれを委ねる事は、厳に慎まれるべきである。
リンクス戦争以降、それは企業の共通の認識であり、sono結果として生まれたのが、巨大兵器アームズフォートであった。
代替可能な大多数の凡人によって制御され、ハードウェアとして安定した戦力を約束する。
アームズフォートは、まさに企業の望むソリューションであり、事実としても、その戦力は平均的なネクストを遥かに凌いでいた。
大多数のリンクスは、傭兵としての小石に過ぎず、首輪を付けて制御出来るのであれば、それを最良とする。
戦績、およびその人柄が凡庸であれば、企業が注意を払う必要などどこにもない。
彼の評価は、御しやすい首輪付きの山猫だった。
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