始まり

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  「光、ごめんね‥‥。私のせいで‥」   「由理のせいじゃないよ。僕が勝手にしたことだから‥‥だから、気にすんな」   彼女は千歳 由理 僕と一緒に居て襲われかけた女の子だ 由理は僕とは違って髪も長くて、目もくりくりとしていて可愛い まさに"女の子"って感じだ ただ、性格は残念だが‥‥   「光、違う学校で浮気しないでね?襲われそうになったりしたら、直ぐに私に電話を‥」   「うん、黙ろうか。ていうか、浮気って何だよ。僕は由理の彼氏じゃないぞ」   見てのとおり、何故か由理は僕を溺愛している それはもう‥恐ろしいくらいに まぁ、由理はこの学校に他の友達も居るし、僕が退学しても何も心配は無いだろうと思う   どちらかというと、心配なのは自分のことだ やっぱり、高校は卒業しておきたいからな‥‥ まぁ、家に帰ってから親と考えるとするか 多分、親にも連絡はいってるだろうし   毎日メールをしてくれだとか、浮気はダメだとか、そんなことをしつこく由理に言われながら、僕は家に帰った    
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