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そして、その日の放課後
俺はいつものように寮に戻り、だらーんとしていた
まぁ、そこまでは良かったんだけどな
ガチャッと勝手に開く音
俺、何もしてないよ?
そして、リビングの扉がガチャと開けられた
泥棒?
「あ!!太郎!!?」
「え…」
鈴木君?
「何でいんの?」
「今日からココが俺の部屋だからな♪」
は?
まさか、コイツの同室…俺っ!?
「宜しくね!太郎」
「俺は太郎じゃなくて小太郎だ」
教室以外でもコイツと一緒かよ
冗談じゃねぇーよ
寮長に明日言ってやる
「俺の部屋ってどっち?」
「右…。左は俺の部屋だから」
「んー」
鈴木君はリビングを出て行き自分の部屋に向かったとさ。
おしまい
「太郎!!!!!!」
凄い勢いでリビングに戻ってくる鈴木君
「何?次は」
「俺の部屋の家具が無いッ
何にも無い!!」
「は?当たり前じゃん、自分で持ってきてるだろ?」
「全部こっちで揃ってるんだと思って…何も持ってきてないよ」
馬鹿だ。
ココに馬鹿がいる
「と言うわけで、今日は一緒に寝よう♪」
「布団貸してやるから一人で寝ろ」
「えぇーーーーっ」
その後、布団を鈴木君に渡して俺は自室に篭った
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