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あれから10分がたった。僕の紙はまだ白紙だ。
この投票で誰かが罰ゲームをうける…
もしかしたら人がこの罰ゲームで死ぬかもしれない…僕の出席番号は3…
何人か僕の出席番号を書いているかもしれない…
またアナウンスが流れた。
「ルールの追加です。紙は白紙でだしても構いません。しかし全員が白紙でだした場合…全員に一票ととし、全員に罰ゲームをうけてもらいます。後、残り5分。以上。」
結局、誰かはこの紙に…
よく見ると泣いている人が何人かいた。
こんなことになれば当たり前か…
後ろからトントンと背中を叩かれた。
「なぁ宗一…お前書いた?」
コイツは伊藤 直
出席番号は4
僕の後ろの席だ。
「まだだよ…直は?」
「書いちゃった……」
僕は小さい声で尋ねた。
「誰?」
「………加藤…」
「なんで?」
「なんでって……オレ…アイツ嫌いだし…」
「そう…」
皆も嫌いとかそういう単純な理由で書くのかな?
別に僕は嫌いなヤツとかいないし…
アナウンスが流れた。
「終~了~皆さーん書いた紙を机の中にいれてね~」
今度のアナウンスは少し
元気なお姉さんってとこか…
そして僕は白紙の紙を机の中に
いれた。
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