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場所 体育館裏
「い…た…い…」
それは弱弱しい少女の声
「それがどうした!」
俺が全力で走って着いた先に見えたのはさっきほどまで痛め付けられてたのであろう少女、顔には少し痣があり制服は酷く汚れている
それとは逆に少女を見下し罵倒を浴びせる男子
「お前ら、なにやってんだ!」
「おい!あいつがきたぞ!」
見張りであろう男子生徒は6人の仲間に俺が現れたことを知らせる
「許さない」
こいつらには人の心もわからないのか…
だけど俺が言った所で「お前らは人じゃない」と返ってくるだろうな
「逃げるぞ」
6人の男子生徒は逃げ出した
「くっ…」
何もしない、いや、出来ない
ここであいつらに手を出せば俺も成り下がる気がして、
なによりNIBのみんなにも迷惑がかかってしまう
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