能力者達の抜け道

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俺は少女の前まで行き、倒れている少女を立たせた 「大丈夫か?すぐに治してやるからな」 少女の手を握り能力を発動させる 「<治癒>ヒール」 彼女の痣や擦り傷は全てなかったかのように消えていく これは治癒系統の中級能力、痣ぐらいなら一瞬で治るはずだ 「……!」 彼女は目を大きく開き驚いているようだ 「あり…が…とう」 「どういたしまして」 俺は握っていた彼女の手を離す 「あなた…も…能…力…者?」 「"あなたも"ってことは君も能力者だよね? この学校には能力者の集めっているチームがあるんだけど、よければ仲間になってほしいだ… 後悔はさせないよ」 能力者を見つけたらチームに誘う、そしてゆっくりできる場所を与えるのが俺のチーム 「うん」 「これで君はチームNIBの一員だ、噂ぐらいはこの学校に来てすぐに聞いたよね?」 「はい、能力者が集まっているチームと聞いています」 だいぶアバウトにだが知ってるみたいだな 「とりあえず本部に行こうか」
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