終わりの始まり

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この世界は終わってしまった。 人外の魔物がはこびり、人類は逃げ回るしかなくなった。抵抗は無駄だった。魔物の一撃一撃が、自分らの小さな命の灯を、いとも簡単に消してしまう。 だがそんな人類に、神は幾許かのギフトを授けた。 それは人々に魔物に対抗できる様々な能力であり、武器であった。 人々は再び立ち上がった。 『奴ら』に一泡ふかせようと。 たとえ、その先に絶望しかなくても。
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