終わりの始まり

2/2
前へ
/31ページ
次へ
この世界は終わってしまった。 人外の魔物がはこびり、人類は逃げ回るしかなくなった。抵抗は無駄だった。魔物の一撃一撃が、自分らの小さな命の灯を、いとも簡単に消してしまう。 だがそんな人類に、神は幾許かのギフトを授けた。 それは人々に魔物に対抗できる様々な能力であり、武器であった。 人々は再び立ち上がった。 『奴ら』に一泡ふかせようと。 たとえ、その先に絶望しかなくても。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加