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「隼人もでっかくなったねー。もう中学だもん」
「そうだなー。あんなちっちゃかったのになぁ。くちゃくちゃで」
「くちゃくちゃじゃねえし!」
「くちゃくちゃだったんですー。しかもしわしわだったんですー」
「うるさいって。てか隼人、早く飯食わないと猛くん迎えにくるでしょ」
「はーい」
「慎も、さっさと着替えろ。スエットで入学式出る気?」
「はーい」
俺には、母さんが二人いる。
一人は、俺をこの世に生み出してくれたひと。
一人は、俺にこの世で最初にプレゼントをくれたひと。
これってすげーことだよな。だって皆は母さんは一人しかいないんだから。だから、俺にとってこの二人はすげー大切なんだ。
大人は複雑な顔をするけど、俺は全く気にしてない。
だって、俺にとっては三人ともカゾクってやつだからな!
「隼人!早くしろ!」
「はいはーい」
おわり!
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