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「由佳!どっか飛んでいかないでよ、せっかく俺が遊びきてるのにさぁ」
慎の大きな掌が目の前を行ったり着たりするのを見て、ハッとした。そういえば、今日は休日なのだ。
「で、あんた、今日は何しに来たの?息子のとこいなくていーの?」
「んぁ?あぁ。んと、」
「なに。ハッキリしなよ」
「俺ね、由佳に息子の名前決めてもらいに来たんだ」
「………はぁ?」
つい、フリーズしてしまった。けど、にやけてしまったかもしれない。
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