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始まりに気づかぬまま
それは終わりの瞬間
欲が抑を覚えず
真っ逆さまに升る
愛を語る飯事(ママゴト)に
組んず解れつの淫靡が
愁いに変わる
流れ流れるこの命
暗の向こうから響き渡る
怒声と罵声に阻まれ
光を見る目も持たない
愛もないのに何故作った…
何故受け入れた…
弄ばれたのは
お前ではなく僕でしょう
終わりは終わりを知らず
僕を悪戯に生かす
迷いと言う真綿が
僕を悪戯に逝かす
愛を語る飯事に
何よりも最初に
嘘を教えられた
寂しい寂しいと嘆いても
苦しい苦しいと叫んでも
怒声と罵声に阻まれ
お前は聞く耳も持たない
僕は如何(ドウ)して
此処にいる…
その答えは在る筈もないのに
「涙」と言う嘘を吐く
流れ流れるこの命
暗の向こうから響き渡る
怒声と罵声に阻まれ
光を見る目も持たない
愛もないのに何故作った…
何故受け入れた…
弄ばれたのは
お前ではなく僕でしょう…
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