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一生にあるか無いか。
というよりかは生まれ変わりの輪廻の中であるか無いかという、念願の幼女の裸を見れるという超絶一大イベントを前に健全な男の子にまともな思考など出来る筈が無い。
ちなみにこの千鳥、年下と年上、どっちが好きかと言われたら断然年下と答える紳士だ。
「そうだ、お前が悪いんだ……! 人様の家に入り込んで勝手に風呂に入って勝手にベット借りて寝てる代を払わなきゃならねえんだ金が無けりゃ体で払えぇ安心しろよ君より4,5歳上のえらーいお兄さんが社会のルールって奴を教えてやるからねぇ……! イエス……! これは正当防衛だ……! まずは服を着せてやるぜ……! 着せてやるだけなんだからね……! 勘違いしないでよね……!」
呪文の様に呟き、頬をピクピクさせながら時々涎を拭いてベットの上に乗りかかる。
ぐへへへ、じゅるるるという何とも情けない声を漏らしながら何も知らずにあお向けに眠る少女の顔を見た。全然起きそうな気配は無い。
視線を下に移す。今、千鳥の視界にある白いバスタオルの前を開くだけでいい。そうすれば全世界共通の芸術を見る事が出来る!
「……けしからん! まことにけしからん! 愛するお子様がこんなことしていてお母様は嘆かわしく思わないのか? まだ無理矢理未来予知と勉学を詰め込ませるドロドロしたお受験ママの方がマシだぜ全く……」
自分、何だか30歳くらい一気に年老いた気がする……、と心のどこかで思いながら“服を着せてやるにはまずその白い布が邪魔なんだだから脱がすだけだ決して俺の童○を晴らそうだとかそんな事は一辺も思ってないぜあひゃひゃ”という雑念が思考の9,9割を占めていた千鳥は遂に少女のバスタオルに手をかけた。
――ちょっと待て、今誰か来たらどうする?
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