ソフィア

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突然の悲劇に家族はもちろん、屋敷にいた者たちみんなが悲しみました。 その日からローゼンファング家の屋敷は火が消えたような静けさになりました。 そんな中、不思議なことが起こりだしました。 お掃除をしようと部屋に入ると既に掃除がされていたり。 他事をしていて火をかけたまま忘れたメイドが慌てて戻ると火が消えていたり。 雨が降り始めたので洗濯物を取り込もうとすればすでに取り込まれていたりと誰もやっていないのに先に誰かがやってしまっているのです。 まるでソフィアが生きていた頃のようでした。
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