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ソフィアが死んでなおいるような錯覚に陥っていたときでした。
ソフィアが助けた弟が手に大きな袋を持ってあっちこっちを走り回っていました。
母親がそれは何かと聞くと弟は言いました。
「クッキーだよ。ソフィア姉様がみんなに配ってあげてって」
その一言に母親やその周りにいた人は驚きました。
「シルクのドレスを着て目隠ししてたけどソフィア姉様だったよ」
弟がそう教えてくれたのでみんなはソフィアは死後シルキーになっているのだとようやく気付きました。
以後、ソフィアはシルキーとして今もローゼンファング家を守っていると信じられてきました。
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