第一章

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第一章

虚刀流六代目当主、鑢六枝のことを語りたい。 剣士でありながら刀を持たず、ただ己が身を刀身に見立てて戦いに挑む、 異端の殺人剣術―虚刀流は、ただでさえ鈍色の闇に包まれているが、 中でもその闇が濃く深い、第六番目の刀について。
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