日常 2

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「?」  いっこうに返事がないので横を見ると、 「私は下着ならわかるのですが、水着はちょっと……」  珍しく悩んでいる宗一郎を、千里は初めて見ました。 「いいところですね。八月一日さんの紹介でしたっけ?」  バジル‐ダルクが後ろから声を掛けてきました。 「そうなんですよ。ゴクッ! ブッ!」  バジルの問いかけに答えながらお茶のペットボトルを飲んでいた千里は、おもいっきりお茶を吹き出しました。 「あら」  宗一郎も驚きました。  先に着替えにいったうちのバジルとぎんろはトランクス型の海パンでしたが、夕顔日暮だけはなぜか黒色のビキニ型の海パンでした。
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