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「!」
女子更衣室、八月一日風悠愛はビックリしていました。
「どうしたんですか?」
風悠愛を心配して、椿が聞いてきました。
「やられたわ。みおりんめ」
風悠愛はそう呟くと、ビニール袋の中から水着を引っ張り出しました。
さぁ何がやられたのでしょうか?
「皆さん、こんにちは」
男全員が集まるところに、一人の女性が現れました。
長い黒髪に整った目鼻立ち、そして色白で清楚な立ち振舞い。
それは紛れもなく、大和撫子そのものです。
「あれ、ふーちゃんはまだかぁ」
女性はそう呟くと、
「皆さん。って皆さんって言うの二回目ですね。初めまして、雲林院実央璃です」
と自己紹介しました。
「もしかして、みおりんですか」
千里が聞きました。
実央璃という響きは、さっき風悠愛が言っていたのと似ているからです。
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