夜道

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「さっき、あそこの喫茶店にいた人でしょ?」 彼女は俺の顔を確認するように見てから、そう言った。 「何で知って… ああ、途中で入ってきたの君?」 確か客が入ってきて、カウンターに座ったような。 「そー」 変な偶然。 客の少ない喫茶店だったから、お互いがお互いを覚えていた。
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