3人が本棚に入れています
本棚に追加
バンッ!
反射的にドアを閉めた。
心臓が大きく跳ねたまま止まらない。
少し見ただけだが確かに覚えている。
黒い服。
黒い帽子。
間違いない…俺を殺そうとした男。
ピンポン。
再び玄関チャイム。
だが開ける気など毛頭ない。
「帰ってくれ!警察呼ぶぞ!」
声を上げると、足音が遠ざかっていくのが分かった。
大きくため息を吐き、リビングの扉を開けた。
「門前払いとは…大層失礼だな」
ソファーに男が座っていた……。
最初のコメントを投稿しよう!