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仕事場への道の途中。
多くの車が行き交う大きな交差点。
スーツ姿や私服姿、様々な人がごった返している。
信号の長いことでも有名で…正直急いでいる時には困る。
携帯をポケットから取りだして時間を確認する。
7時40分。いつも通り。
何の狂いもない。
はずだった。
ドン……と
強い力
押された背中
浮遊感
逆らえない
何故?
反射的に後ろを見た
男
黒い服
薄笑い
何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?
身体は止まらない
車
クラクションの音
スローモーション
死の恐怖
そして、俺は………
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