好きでした。

宮下さん

年下の頭の悪さは良いものではない。

だが宮下さんは何か違っていた。

真面目だった。

私は仕事の最後に、自分が使用した物品を綺麗に掃除して整理する習慣があった。

次に誰が使っても気持ち良く使えるように…。

はっきり言って自己満足の世界でやってもやらなくても賃金に変化無し。
早く帰れる分やらない方が得なのだ。

だから、最後に残るのは私だったんだ。
それがいつの間にか

宮下さんまで一緒に残るようになっていた。