1人が本棚に入れています
本棚に追加
『………』
「………」
私は沈黙が嫌いではないのだか、今日の沈黙は何か嫌な予感がした。
「かのん……ちょっと大事な話があるんだけど。」
先に口を開いたのは京太だった。
京太に言われた“大事な話”と言うキーワードに身体が跳ねた。
何故なら京太の顔を見ればわかるから。
いつものケロッとした顔ではなくいつになく真剣だったから………
私は嫌だった。
この話を聞くのが……。
でも京太が今から話す話は気になった。
それにどこかで…
京太の事を信じている自分がいたから私は話を聞く決意をした。
『……うん。』
しばらくの沈黙の後京太は言った。
「………別れよ??」
最初のコメントを投稿しよう!