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『だから捕まっててって言ったろ?』
彼はニコニコしながら、前を見ながら
またバイクを走らせた。
今度は急ブレーキなんてかけないで、アタシが怖がらないように安全運転をしてくれたみたいだった
だからアタシも素直に彼の背中を掴んでた
彼の背中からは、香水なのか優しい匂いがして
アタシ………心臓が
爆発しちゃいそうなぐらいドキドキしちゃってた・・・
―どうか彼に伝わりませんように―
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