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アタシは思わず無言になってしまった… 話すのが嫌だった訳じゃないけど、あまりに暗い話しになってしまうから… 美空『あ……ごめん…』 紫音『…い…いいの!ごめんね。ちょっと暗い話になっちゃうんだけど良いかな?』 美空『あたしは大丈夫だけど……』 紫音『……あたし…両親を事故で亡くしてるの。それからは、親戚の叔父さんに引き取られて…叔父さんはとっても良い人だったけど、叔父さんの奥さん…つまり叔母さんね?あんまり上手く出来なくて…毎日嫌みばっかり言われてた。 叔父さんはいつもアタシを庇ってくれてたけど…アタシが居なければ二人は仲の良い夫婦なんだから、アタシが出ていけば良いって考えたの。 それで地元を捨てて、ここに来たんだ。もちろん、もうあっちに帰る気ないから彼氏とも別れちゃったって訳。変な話でしょ』
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