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『あぁ~こういう時、恋愛小説ならイケメンが助けてくれちゃったりするのになぁ』 アタシはホント馬鹿みたいに独り言漏らしただけだった…… なのに… ふと独り言を漏らした後、少しの間 下を向いてブランコを漕いでいたらブランコを囲んでいる手摺(テスリ)に誰かが座っているのが見えた それに気づき、アタシはパッと顔を上げて、その人を見ると…… す……す…凄く…カッコ良くて……髪は金髪で……俗に言う…『特効服』を着ていて……… アタシはあまりの存在感にブランコから落ちそうになっちゃった… 『……迷子?』 『………え……』 話しかけてくれたのは…貴方からだった 凛とした透き通る声にアタシはドキッとしちゃって、言葉に詰まってしまった…
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