非日常との出会い

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「ブォォォォォン」 「キキキーッ」 「ガタッ」 大学からバイクで10分位の所にあるボロアパート ココに俺は一人暮らしをしている 今にも崩れそうなくらいボロく、風呂なしで共同トイレも薄暗くて気味悪い… そんな小汚いこのボロアパートの名前は 「幸せ荘」・・・ 名前負けとはこういう事だ… 幸せどころか不幸が舞い降りて来そうだ まぁ、住民や周りの人からは「壊れ荘」と言うピッタリな呼び名を付けられているし 俺もそれに大賛成である ホントここの家主のネーミングセンスを疑うよまったく… しかしながら、大学からも近いし家賃も周辺のアパートと比べるとかなり安い (まぁそれでも妥当な家賃だとは思うが・・・) それに、特に決まり事があるわけでもないので住民も自由に暮らしている ・・・と呟きながらも、2階にある自分の部屋へと足が進む 「カツン カツン カツン」
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