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「サラには分からなかったかな。じゃあ、望遠鏡を覗いてご覧。」 軽く手招きをしてサラを呼んだ。 片目を閉じて、そっとレンズを覗き込みました。 「わあ!わあ!これ、全部お星さまなの?」 「そうだよ。サラ。でもこれは宇宙のほんの一部にしか過ぎないんだ。夜にだけ開かれる宇宙への窓…。」 「きれい。宝石箱をひっくり返したみたい。」 サラの感想に、いい喩だとシドニーは笑いました。
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