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「おはよう。サラ。」
次の日の朝、朝食を食べようと台所へやってきたサラに、パパは笑顔で挨拶をした。
「さあ、この家で食事をするのも、これが最後か。」
サラは席に座ると、たっぷりのバターが塗られたポテトとベーコンのサンドイッチを受け取る。
「どうした、サラ。元気を出して。もうすぐ友達が会いにきてくれるのに。」
「パパも淋しそうだわ。」
「サラが生まれて、ずっとこの家で暮らしてきたからね。パパも淋しいよ。でも、これから住む島は今よりきっと楽しいところだよ。」
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