1人が本棚に入れています
本棚に追加
「研究が終わったら。また、帰ってくるよ。」
パパはサラが元気になるように。そういいました。
「本当に?嬉しい。」
サラは、笑顔になりました。
「できるだけ早く、研究が終わるように頑張るから、サラも早く島に慣れてほしい。」
「大丈夫よ。メイがいるもの。」
サラは明るくパパに言いました。
そして、ぎゅっとメイを抱き締めました。パパもぎゅっとそんなサラを抱き締めました。
「街に帰ったら、島にある家は別荘にしよう。休みの日は、友達をみんな呼んでキャンプをしよう。」
「素敵ね。パパ。大好きよ。」
「サラはパパのお姫さまだからね。」
島に着くのは明日の朝です。最初は、船が珍しく、いろんなところを探険しました。セーラーさんとも仲良しになりました。
船の中には、パパとサラ以外に四人のお客さんが乗っていました。
旅をしている手品師。
夢を叶えるため大都会へ行く絵描きさん。
怪しげな黒いスーツを着た男。
孫に会いに行くおばあさん。
好奇心旺盛のサラは、いろんな人とお話をしました。
船の中では退屈はありませんでした。
最初のコメントを投稿しよう!