出会い

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「こんなか弱い後輩を見捨てろと言うのか!?」 なんか、話がエスカレートしている気が・・・・・。 「見捨てろなんて言ってない。俺たちは男子ソフトテニス部だ。そんなことは、女子ソフトテニス部に頼め!」 鋭い・・・・・。 これじゃあ、反発するのは難しい。 すると・・・。 「何やってんの、二人とも・・・。」 コートから出てきたのは、茶髪でサラサラの髪のまた背の高い先輩だった。 その三人が並ぶと、一気に悲鳴が聞こえた。 『淕くーん! こっち向いてー!!』 『寛貴くーん! キャー、かっこいいー!!』 『葎斗くーん! 手振ってー!!』 まるで、ジャ●ーズの追っかけ女子だ。 その依頼に、最後に来た先輩だけが応じる。 二人は睨み合ったまま。 私と由良はあたふたする。 すると、さっきの先輩が口を開いた。
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