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「INOSENTってのは、古い言葉でな、訳すと戦士って意味なんだ。ただの戦士じゃなく俺等みたいな異能者を呼んだんだ」
「昔は強さが全て!みたいな世紀末主義だったから強いあたし達は尊敬されてたのよ」
「今とは逆ですね」
「ついた。ここがスイレンの部屋だ」
「なんで名前を知ってるんですか?聞いたんですか?」
「いや、ほらお前達ヘトヘトでぶっ倒れそうだったから助けたんだよ、俺が、その時にAoの誰かがお前達2人の名前を呼んでた」
「じゃあ空が赤かったのは貴方が力を」
「貴方じゃなくてカイナで良い」
「助けてくれてありがとうカイナ」
「気にすんな、それよりあの女が待ってる。んじゃ」
そう言って手を振りながらシャンナと歩いていった。見送った後アッシュは扉を開け中に入った。するとベッドに横になっていたスイレンが起きて椅子に座った。
「スイレン、お早よう」
「ああ、お早よう、元気か?」
「はい、そっちは大丈夫そうだね」
しばらく雑談を交わした後スイレンが言った。
「カイナに家無いならここにいれば?歓迎するぞ、と言われたから甘える事にした」
「僕は……」
「あせるな、時間はある」
ドカン!
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