丁重におもてなしをしましょう

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(これ何!? 何が起きてるの!? 俺、幸せ過ぎて死ぬかも……!) 顔を真っ赤にした雅人は、目の前で起きた現状にただ酔いしれる。 なし崩し的に、ユフィが背中、イブキが右腕、凛が左腕、陽菜が脚を担当することとなった。 「御主人様、痒いところはありませんか?」 「大丈夫です。気持ちいいですよ、イブキさん」 「なんつー締まりのない顔してんだよ、このっ、このっ、バカ雅人っ!」 「なんか皮膚が赤くなってる! 凛、もうちっと優しくたのむ」 「んしょ、んしょ。お兄ちゃん、どうですかぁ?」 「とっても上手だよ、陽菜ちゃん。そうそう、足先もよろしくね?」 「わたくしのが一番上手ですわよね? 雅人様?」 「愛さえ篭っていれば、それだけで大切なオンリーワンなんです」
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