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あちこちゴシゴシ擦られる感覚。
熱心に体を洗ってくれる女の子達の息遣い。
四方から五感を刺激され、寒気にも似た快感がゾクゾクと背中を駆け上がる。
4人のメイドさんに体を洗って貰うという非日常過ぎる光景に、雅人の脳のキャパシティはとうに限界を超えていた。
(やばいヤバいヤバイ! 俺、人生の幸運を今日使い果たして明日死ぬんじゃね!?)
雅人の頭がショート寸前になったところで、ユフィが脇腹に手を伸ばす。
「うひゃ、くすぐった!」
思わず左腕を動かしたことで、肘にふにょんと柔らかい弾力の感触。凛が普段では絶対聞けないような声を上げて飛びのいた。
「ひゃう!?」
どうやら胸に肘が当たったよう。
(チクショウ! 凛、可愛いすぎる!)
雅人は叫びたい衝動を堪えつつ、ここは真摯に紳士な対応をすることにした。
「大丈夫か?凛、ゴメンな」
「何すんだ変態!」
「ぁだっ!?」
どっちみち殴られた。
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