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「あ、あの、ち、違います!『私が整理整頓してはだめですか』って意味であって、それで・・・・・・」
背後からの声に振り向くと、当然そこにいたのは部屋の持ち主である雅人。
イブキは口をパクパクさせたまま次の言葉がでてこない。
落ち着けと自己暗示。
自分は有能なメイドなのだから、この程度で動揺したりせず、余裕を見せなければ。
「ごすじんさ――――」
「!?」
「(バッ)……!!」
イブキ、首が捩切れんばかりに顔を背ける。
なんで噛むの!
全力で逃げたい!
無理! 顔見れない!
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