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雅人は一瞬考えてから、
「タイプというか、普段みんなにツンツンされてばかりだから、たまには積極的なのも悪くないなと。それに、女の子が勇気出してくれるならそれに応えなければと思うよ」
「この女たらし。地獄に落ちろ」
「正直に答えた返しがそれかよ!」
雅人のツッコミに、凛は頭を抱えて奇声を発しながら布団に顔を捩込みたい気分になった。
(って、結局いつも通りじゃん! あたしのバカ!)
凛は歯ぎしり音が聞こえそうな表情。
「凛? 大丈夫か?」
「うるさくバカスケベ変態! 喋ってる暇あったらちゃっちゃと手ェ動かせ!」
「え、えぇー!? 俺のツン耐久ゲージが天元突破しそうな勢いなんだけど!?」
凛が結局がなりたてたとき、来客を告げるインターホンが鳴る。
「お、優芽さんだな。俺挨拶に行ってくる」
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