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「こちらはユフィ。鳳ユーフェリア。優芽も面識があるはずです。訳合って今はここにいます」
イブキがユフィを紹介すると、優芽は全身を舐めまわすように見てから目を輝かせた。
「あーっ! ホントだ! ふぃっちーだ! うひょーメイド萌え!」
「あらあら、ありがとうございます」
某漫画が由来の妙に間の抜けたあだ名にも慣れているのか、ユフィは模範的に社交的な笑顔を返す。
「このようなところでお会いするとは、やはりわたくしと優芽さんは何か縁があるのでしょう。あれから我が社との契約は検討していただけましたの? わたくし達なら上手くいくと思いますの」
「契約、契約って、どっかの白いマスコットじゃないんだからさ、ま、ちょうどいいや、ついでだから遊ぶ前にそのことでお話ししよっか」
優芽は上着を翻してイブキに向き直る。
「イッチャン、ふぃっちーをちょっと借りていいかい?」
「ええ、大丈夫だと思います」
相変わらず行動が自由すぎるとイブキは思った。
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