妹系な陽菜と、ツンデレな凛と、堅物なイブキ。

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「んぐ……お兄ちゃん……これ、すごく濃くて、飲みきれないよぉ……」 「ダメだよ陽菜ちゃん。ちゃんと全部飲まないと」 「ふぁい……んぐ、んぐ……」 「そうそう、ちゃんと舌で味わってからゴックンするんだよ」 ある日の夕方、屋敷の当主である雅人(マサト)の部屋。 そこには雅人と、陽菜(ハルナ)と呼ばれた、黒いゴスロリ調のメイド服を纏う小柄な少女がいた。 「ん、んん―……」 辛そうな表情を見せるが、小柄なメイドの細い喉は再び動き始める。 そのくりくりとした瞳を潤ませながらも口腔内に溜まった白濁液を懸命に嚥下する姿を、雅人は食いいるように見つめ――
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