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「雅人、逃がさねぇぞっ」
そう言って雅人の左腕を強く抱き締めたため、腕がFカップの谷間に挟まれるように包まれる。
「ふぉああああ!?」
電撃のような快感が背骨を伝う。
見れば、乳房が凛と雅人の腕の間でむにゅりと柔らかく反発し、へこみ、つぶれる。
未曾有の柔らかさが左上腕から波紋のように全身に広がっていった。
「雅人はさ、あたしの体好きなんだろ?」
「あ……ああ、もちろんさ!」
「そっかぁ……へへっ」
こんな状況でも褒めることを忘れない雅人に、凛は子供っぽい笑みを浮かべた。
「あたし、今まで自分の体嫌いだったんだけどさ……雅人に喜んでもらえるなら、いいかなって思えるようになったんだ」
少しはにかみながら、雅人の腕をむぎゅっと抱きかかえる。
大きなマシュマロに包まれるような心地好い感触。
じっとりとした汗の湿り気。
衣擦れ音がやたら大きく聞こえる。
「り、凛……」
「ぁん……あたしも、なんだか胸の奥が熱い……」
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