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静けさが残り、雅人は一人でぽつりと呟く。
「……てぇことは、昨日今日のユフィは全部仕込み……?」
雅人は中途半端な曇り空を仰ぐ。
「……はぁぁぁぁぁ……」
深く息を吐きながらしゃがみ込んだ。
「これはさすがに……きっついなあ……」
そうして息を吐ききったあと、両つま先に力を込めて立ち上がり、バチンと頬を叩いた。
「……うん、これも俺の性分!」
目が据わり、踵を返して屋敷内へと戻っていく。
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